各種Q&A

巻き込まれ・感電の恐れがありますので
点検・調整する際は、必ず電源を落とし作業してください

一般的なQ&A

オスロール(手前のロール)の断面に麺カス(グルテン)が薄い膜状に付着しています。ヘラ等で剥がしてください。

①生地が硬い
加水率を上げてください。

②生地が厚い
一旦生地を抜いて、ハンドルの目盛りを10分程度進めて(薄くして)から再度切出しをしてください。切刃番数に対して生地の厚みが厚すぎる時は、ダブつきます。若干のアンバランスは、切刃大ギヤを歯数の少ないものに交換する事で解消する場合があります。

③切刃の異常
切刃を取出して、カスリに異常がないか確認してください。カスリの曲がり・反り・折れがあった場合は、カスリ交換が必要です。

切刃の大ギヤを手で回して、空回し出来るか確認してください。手で空回しが出来ない時は、軸受け損傷の可能性がありますので、点検修理をご依頼ください。

機械編のQ&A

①コンセントプラグ内部での断線
プラグのゴム製の黒い覆いを外して、断線を確認してください。感電防止の為、必ずコンセントから抜いて確認してください。

②ヒューズが切れている
一部の機器には、スイッチ付近にヒューズケースを設けています。ケースのキャップを開けて、ヒューズを確認の上交換してください。頻繁にヒューズが切れる場合は、ケース内部の損傷・電線の劣化・ショート・断線が考えられますのでご連絡ください。

駆動ギヤの目詰まり
カット刃が付いている軸の先端(フレームの外側)に大小2個の歯車に麺クズや粉が付着して噛み合いが浅くなっています。マイナスドライバーや千枚通しなど先端の細い金属性のモノで、歯車の溝に付着した異物を掻き落として、スプレー油で噴霧してください。

黒い鉄粉であれば、歯車の磨耗が考えられます。両サイドのカバーを外して、汚れを取り除いた後に歯車部分にグリスを着けてください。

目盛りゼロ調整
空の状態で、ロールを締め、左右の目盛りが0:00になっているか確認してください。

蛇行調整
説明書参照の上、蛇行調整を行ってください。

①麺クズの詰まり
内部の粉を全て取り出して、麺クズ等を取り除いてください。

②入れ過ぎ
梅雨時期など湿度の高い時期は、入れ過ぎると内部に空洞ができ、均一に落ちない時があります。

③ブラシ磨耗
ブラシ(黒い丸ブラシ)の毛が磨耗により、短くなると均一に落ちなくなります。ブラシ交換をご依頼ください。

ロールカスリ磨耗
カスリは消耗品です。付着する付近のカスリ取付ボルトをNo.10のスパナで1/2〜1回転締めてください。締め過ぎると、さらに悪化しますので、締め過ぎには注意してください。

欠相運転(断線)
コンセントプラグ内部での断線。スイッチ内部での断線を確認してください。スイッチ接点の磨耗。

ロール1回転ごとに1回音がでますが、異常ではありませんので安心してご利用ください。

ロールカスリがロールに擦れる音で、異常ではありませんので安心してご利用ください。

チェーン延び
チェーンの交換をご依頼ください。

製麺編のQ&A

切刃噛み合いの不具合
①オス・メス刃の左右にズレ ➡︎ 調整をご依頼ください。
②オス・メス刃の噛み合い不足 ➡︎ 左右の六角ナットを緩め、ボルトを1/4〜1/2回転締めて、緩めたナットを締め直してください。

①切刃の片側だけが開いてしまっている。
②生地の厚みが均等でない。
切刃隙間が開いている方に、生地は偏って入って行きます。生地の薄い方が先に切刃に入って行きます。 ➡︎ ハンドル目盛りゼロ確認をしてください。

ちぢみゴム・押さえ板の調整
説明書参照の上、調整を行ってください。麺が触れる箇所が磨耗で凹凸になっている時は、ゴムの交換をお勧めします。

環境の変化
湿度:梅雨時・冬季の乾燥時期など、原料の保有水分が上下します。
温度:周囲温度・水温・粉の温度の変化で、熟成の進み具合が変わります。厨房近くに設置した場合などは、厨房に火が入った時と火を落とした時では極端に条件が変化します。

ロールの締め過ぎ(薄過ぎ)
ロールに入る前と、圧延され出てくる生地の厚さが極端過ぎると、薄皮・凹凸・縞模様が出ます。ロール隙間を若干開けて、圧延してください。

麺粉の入れ過ぎ
ロールが飲み込み出来る量以上の量を詰め過ぎると、供給過多となり均一な生地が形成されません。大きな塊も、穴空きの原因になります。適量を均一にロールに供給してください。

メンテナンス編のQ&A

一部の機種・部品を除いて、製麺機器は水洗い厳禁です。製麺終了後、電源を落としてから、清掃作業を行ってください。
【ロール】全体の粉をブラシで落とします。ロールカスリ先端に付着したノロをナイロンブラシ等で落とします。
【混合機】スクレーバーで内部の粉を掻き取ります。軸両端の樹脂部は傷付けないように注意してください。
【切 刃】精密部品ですので、落としたり、ぶつけたりしないように注意してください。切刃カスリ先端に付着したノロをナイロンブラシ等で落とします。手で大ギヤを1〜2回し、歯の間の汚れを落としてください。軸受け4箇所にスプレー油を噴霧すると更に長持ちします。

年1〜2回大掃除を行ってください。左右のカバーを取り外し、駆動部全体をブラシで粉を落としてから、歯車にはグリス。チェーンにはミシン油を注油していただく事をお勧めします。

まずはお電話ください。電話での対応で解決できない場合は、現場にお伺いして対応いたします。